松葉杖の種類を比較!選び方のポイントと注目の新タイプも紹介

2025年9月24日

骨折やケガで松葉杖が必要になったとき、「どの松葉杖を選べばいいのかわからない」と悩む方は少なくありません。

松葉杖には脇当て式、前腕支持式、ロフストランド杖など複数の種類があり、それぞれ特徴や適用場面が異なります。

体格や症状に合わない松葉杖を選ぶと、かえって体に負担をかける可能性も。

本記事では、各タイプの松葉杖の特徴を詳しく比較し、あなたの状況にぴったりな選び方のポイントを解説します。

最新の軽量タイプや多機能モデルも紹介するので、快適で安全な歩行をサポートする一本を見つけましょう。

目次

1.松葉杖にはどんな種類がある?

-脇当てタイプ(スタンダード)

-ロフストランドクラッチ(前腕支持タイプ)

2.状況別・目的別に選ぶ松葉杖

-両手が使えない場面に適したタイプ

-長時間の歩行・通勤に向いているタイプ

-最新型のハンズフリー松葉杖という選択

3.まとめ

松葉杖にはどんな種類がある?

⑩‐1:松葉杖にはどんな種類がある?

松葉杖の購入やレンタルを検討する前に、まずは松葉杖の基本的な種類を理解することが大切です。

現在使われている松葉杖は、主に脇当て式と前腕支持式に分類されます。

また、杖の形状や機能によってさらに細かく分けることができるでしょう。

それぞれに異なる特徴や適用場面があるため、種類を把握することで自分にぴったりな松葉杖選びができるようになります。

脇当てタイプ(スタンダード)

脇当てタイプは一般的な松葉杖で、脇の下にクッションを当てて体重を支える構造になっています。

両腕で杖を挟み込むようにして使用するため、安定性が高く、体重をしっかりと預けられます。

骨折や捻挫などで一時的に足に体重をかけられない場合に特に効果的で、医療機関でも頻繁に処方されるタイプといえるでしょう。

高さ調整機能が付いているモデルが多く、使用者の体格に合わせて適切な長さに設定できます。

また、比較的価格が安価で入手しやすいのもメリットの一つです。

ただし、長時間使用すると脇の下が痛くなる場合があるため、クッション部分の素材や厚さにも注目して選ぶことが重要になります。

短期間の使用や体重をしっかり支えたい方におすすめのタイプです。

ロフストランドクラッチ(前腕支持タイプ)

ロフストランドクラッチは前腕部分で体重を支える欧米で主流の松葉杖で、グリップの上部に腕を通すカフが付いているのが特徴です。

このカフには腕をしっかり保持するO字タイプと、装着しやすいU字タイプがあります。

脇当てタイプと比べて体への負担が少なく、長時間の使用でも疲れにくいというメリットがあるでしょう。

最大の利点は、カフで杖を支えたまま両手を自由に使えることです。

財布から小銭を取り出したり、ドアを開けたりする動作が楽に行えます。

また、スタイリッシュなデザインが多く、若い世代にも受け入れられやすいタイプといえます。

筋力が弱い方や、手の形状によりグリップを握りにくい方、握力が低下している方にも適しており、リハビリ期間中の使用にもおすすめです。

操作に慣れが必要ですが、慣れれば非常に使いやすい松葉杖です。

状況別・目的別に選ぶ松葉杖

⑩‐2:状況別・目的別に選ぶ松葉杖

松葉杖選びは、使用者の状態や使用環境によって大きく左右されます。

骨折や捻挫などの症状、体格、使用期間に加えて、屋内・屋外・リハビリといった使用目的をはっきりさせることが、松葉杖を選ぶ際の第一歩になります。

ここからは、使用シーンごとの選び方を詳しく解説します。

両手が使えない場面に適したタイプ

従来の松葉杖では両手が塞がってしまい、家事や育児、仕事に支障をきたす場面が多くあります。

ハンズフリー松葉杖は膝下を固定して両手を自由に使える革新的なタイプで、このような悩みを解決してくれるでしょう。

代表的な製品である「アイウォークフリー」は、膝で体重を支える構造により、脇や手への負担を大幅に軽減します。

料理や洗濯といった家事作業、赤ちゃんの抱っこや着替えなどの育児、デスクワークやパソコン操作も制限なく行えます。

通勤時の満員電車でつり革を握ったり、買い物時に商品を手に取ったりする動作もスムーズです。

身長150~195cm、体重126kg以下まで対応しており、幅広い体格の方が使用可能となっています。

従来の松葉杖に不便を感じている方には、特におすすめの選択肢といえるでしょう。

長時間の歩行・通勤に向いているタイプ

長時間の歩行や通勤で松葉杖を使用する場合、体への負担軽減と安定性を重視した選択が不可欠です。

脇当てタイプの松葉杖は長時間使用すると脇の下が痛くなりやすいため、前腕支持タイプのロフストランドクラッチがおすすめでしょう。

前腕で体重を分散できるため、疲労感が少なく安定した歩行を維持できます。

また、軽量なアルミ製で高さ調節機能付きのモデルを選ぶことで、体格に合わせた設定が可能になります。

グリップ部分にクッション性があるものや、滑り止め機能が充実したタイプは長距離移動でも安心です。

さらに、ハンズフリー松葉杖のような膝で支えるタイプなら、通勤中のつり革使用や荷物の持ち運びも楽に行えます。

移動距離が長い方は、事前に複数のタイプを試用して、自分に合った疲れにくいタイプを選ぶことが大切です。

最新型のハンズフリー松葉杖という選択

近年注目を集めているハンズフリー松葉杖は、従来の松葉杖の概念を根本的に変える革新的な製品として話題になっています。

膝下を固定し、両手を自由に使える構造により、通常の松葉杖と比べて大幅な利便性向上を実現しました。

従来タイプでは不可能だった家事や仕事を制限なく行えるのが最大の特徴です。

脇当てや前腕支持タイプと異なり、膝で体重を支えるため脇や手首への負担がほとんどありません。

歩行時の姿勢も自然で、筋力維持にも効果的とされています。

代表的な「アイウォークフリー」は軽量で耐久性に優れ、屋内外問わず使用可能です。

価格は従来型より高めですが、日常生活の質を大幅に向上させる投資価値があるでしょう。

松葉杖の使用に不満を感じている方には、まさに理想的な選択肢といえます。

まとめ

松葉杖にはいくつかの種類があり、それぞれの特徴や使いやすさは、体格やケガの程度、生活環境によって異なります。

脇当てタイプや前腕支持タイプのようなスタンダードなモデルに加え、近年は両手が使えるハンズフリータイプも、選択肢として注目されています。

とくに「アイウォークフリー」は、家事・仕事・育児など両手を使いたいシーンで活躍し、多くの使用者や医療関係者から高い支持を受けています。

松葉杖を選ぶときは、自分の生活スタイルに合ったタイプを見つけることが大切です。

使いやすさや快適さを重視して、回復期間を前向きに過ごせる1本を見つけてください。

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